遠目には目立たないが、あちこちにある小さなキズ。
自分なりに工夫しながら少しずつやっつけていこう。うまくリペアできればハッピー、急ぐこともない。
飛び石傷やひっかき傷などの補修はのような方法が一般的だが、次の理由で、パテを埋め込んでサンドペーパーで丁寧に均したあと、エアタッチでペイントを吹くほうがきれいに仕上がると思う。
• 経験上、ボディーカラーがホワイト系(多分淡色系も)だと、動画の方法ではかすかに痕跡が残ってしまう。
• タッチアップペイントが完全に乾くまで1週間以上待たなければならない(パテは1時間で乾燥する)。
• ペイントよりもパテのほうが削りやすい。
ただし、目立たない箇所は動画の方法で処理してもよい。
本日の補修作業を忘備録として書きとめておく。プロならもっと大胆にやるのだろうが・・・
私なりの原則は、無傷部分にできるだけ手を加えないこと。
1. リペア部分と周辺をきれいにする
ENEOS でいつもの「泡ムートン手洗い洗車コーティング車適応」をお願いした。
2. 傷均し
不要な箇所を削ってしまわないよう、傷をはさんでマスキングテープを貼る。
#320のサンドペーパーで傷部分を整える。できればアンダーコートまでで止めておいたほうがよい。
ちなみに塗膜厚さは通常0.12~0.22mm。
終了後マスキングテープをぜんぶ剥す。
3. パテ塗り
傷まわりをシリコンオフで脱脂。
傷から約1mm空けて周りにマスキングテープを貼る。耐水性のあるカモ井のスーパーサスケ(厚さ0.09mm)を使用。
Holtz の薄付けパテを使用する場合は1枚でよさそうだ。SOFT99 のパテは乾燥後の痩せが多いようなので2枚以上貼る。
パテをヘラで厚めに塗り込む(これがなかなか難しい)。乾燥後に痩せなどを手直しするより削るほうが簡単だ。
パテ塗りが完了したら1時間以上乾燥させる。
SOFT99 のパテは Holtz のより糸引きが強く塗りにくい気がする。また、4ヶ月ほど使わずにいたらキャップが固着していて外すのにひじょうに苦労した。
4. パテ均し
適当な大きさにカットした研磨パッドを使い、#320のサンドペーパーでパテをマスキングテープ面まで削る。
マスキングテープを剥し、第一次下地処理完了。
このあとボディー面までパテを削り、エアタッチでペイントを吹き付ける。第2弾は後日投稿の予定。
ところで ENEOS でこの程度の傷の補修費用を見積もってもらったところ、下地処理までしてあれば1群あたり約13,000円。色彩計で実車カラーを調色するとのこと。意外と安いものだ。ただしホワイトの色合わせは難しいらしい。