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白いフランス車乗りのブログ ロゴ

  • PEUGEOT 207 DIYでボディーの浅い傷を補修(その6)(2020/11/06)

    右前ドアハンドルの傷リペア箇所のペイント吹きでツヤが引けてしまった。
    ツヤを出すためどうすればよいか SOFT99 に問い合わせ、メールと電話で回答を得たので以下にまとめた。
    こちらのカスタマーサービスの対応にはいつもながら感心させられる。

    プジョー207:右前ドアハンドルにペイントを吹いたあとの状態

    Q1:
    Myタッチアップペン(プジョー EWP)とエアータッチ仕上げセットを購入し、何度かタッチアップを行いました。
    ペイントを塗り重ねたあと2分以内にボデーペン Chibi-Can ボカシ剤をスプレーしていますが、何度やってもマットな感じの仕上がりになってしまいます。
    ソリッドカラーなのでクリアーで仕上げなくてもそこそこのツヤは出るはずなのですが。
    ボカシ剤は垂れやすいとのことですが、どんな吹き付け方をすればよいのでしょうか。
    たとえば10cm平方に15cm~25cmの距離から何秒間の吹き付けを何回とか、そんなふうに実技的にアドバイスしていただけ
    ないでしょうか。 表現が難しいかもしれませんが・・・
    また、Myタッチアップペン+エアータッチで塗装したあとコンパウンドで磨いてはいけないとありますが、別の方法でツヤを出すことはできないのでしょうか。できればクリアーは吹きたくありません。

    A1:
    作業工程ですが、エアータッチ+Myタッチアップペンでカラー塗装後2分以内に、ザラついてツヤ引けした部分(主にカラー塗装した部分の周辺部)に、ボカシ剤をスプレーしてください。
    20~25cm程度の距離からスプレーするのが良いと思います。手を動かすスピードは1秒間に30cm程度が適当です。
    ボカシ剤は溶剤を主成分とした塗料で、塗装後じわりじわりと塗装になじみ、ザラつきの原因となるスプレーダストを溶解して平滑にすることで、元の塗装との境界をボカします。
    塗装テクニックとしては、
    ボカシ剤をスプレーして少し経つとカラー塗装がしっとりと湿ったようになるので、そこでいったんスプレーを止め、塗面状態を見守る、溶剤成分が乾燥するとまたツヤが少し引けてきますので、まだザラつきがひどいと感じられたら、さらにボカシ剤を塗装する、といった使い方としてください。
    残念ながら、ボカシ剤では塗装後すぐのツヤは出せても(溶剤が塗装に含まれた状態)、乾燥すると塗装の痩せが出て、ツヤが多少引けた状態になってしまいます。

    A2:
    ボカシ剤はカラー塗装周辺部だけでなくターゲット部分にもスプレーする。
    ツヤ出しは「ボデーペン Chibi-Can クリアー」と「ボデーペン Chibi-Can ボカシ剤」で。コンパウンドで仕上げてよい。
    エアータッチ塗装はボディーペンより塗膜が薄くなるため、コンパウンドで磨くと元の塗面との微妙な色の違いの境界が明確になることがある(とくに平面の小範囲の塗装で)。
    ただし、今回のハンドル補修のように部品全体をエアータッチで何層も塗装した場合は、コンパウンドで仕上げることができるかもしれない(あくまでも自己責任で)。推奨は液体コンパウンドトライアルセットの 7500 のような粒子の細かいもの。
    わざわざ専用スポンジで研磨する必要はなく、柔らかく目が細かいクロスを使ってよい。

    SOFT99 液体コンパウンドトライアルセット

    なお、エアータッチでの塗装は、エアータッチ専用やり直しスプレーやスプレーシンナーで簡単に落とすことができる。

    追加質問と回答(2020/11/10)

    Q1:
    ショップサイトのQ&Aには「Myタッチアップペン+エアータッチ塗装をしてクリアー仕上げをする場合は、ボデーペン チビ缶 クリアーをご使用ください」とあります。
    せっかくエアータッチで小さな範囲だけを塗装したのに、ボデー ペンチビ缶 クリアーを吹くと、ブワーっとかなり広い範囲にスプレーが広がります。 Myタッチアップペンの仕上げに使え、エアータッチで吹ける製品(「エアータッチ こだわりセット クリア―」のような)がないのはちょっと不思議な気がします。
    ほんとうにこのようなものはないのでしょうか。
    ボカシ剤についても「ボデーペン チビ缶 ボカシ剤」を使うことになっており、「エアータッチ こだわりセット ボカシ剤」が使えないのも同様です。

    A1(一部読みやすく編集):
    定番カラーとの塗料の成分の違いによりクリアー・ボカシ剤などの共用ができず、スプレーペイント用のクリアーとボカシ剤をお使いいただくように設定をさせていただいております。

    クリアーについては、カラー塗装より広めに塗装する必要性と、ボカシ範囲を少し広めにすることにより色合わせしやすくなるということから、スプレーの方がベターと考えます。「エアータッチ こだわりセット クリアー」は塗装範囲が狭いためボカシ範囲を意識して作るのがスプレーより難しく、塗装した範囲だけ目立ってしまうことがあります。

    もともと定番タッチアップペン+エアータッチの塗装では、ボカシ剤は「エアータッチ専用 仕上げスプレー」というスプレータイプの商品を使用していただいております。無色透明で被膜をほぼ残さないタイプのため、広くスプレーできるほうが効率的に使用でき、経験の有無にかかわらずキレイに仕上げやすくなります。
    同様に「チビ缶 ボカシ剤」についてはスプレータイプであることから、「エアータッチ こだわりセット ボカシ」剤と比べても広く薄くスプレーできるので、もし選んで使用できるとしてもスプレータイプの商品をお勧めします。

    とは言いましても、ご要望にお応えしたこととなりませんので、クリアーを小範囲で塗装するための方法をお伝えいたします。
    ① ボデーペン クリアーを使用する
      塗料の内容物はチビ缶クリアーと同じですが、レギュラー缶のクリアーでは4パターンスプレーという機能を有しており、通常塗装より小さく噴けるスポット噴射が可能です。
    ② 段ボール等でマスキングをして塗装する
      段ボールや厚紙など張りのある紙にキズの範囲より少し広めの穴をあけ、その段ボールを手に持ち塗装範囲から少し離してスプレーすることで、塗装の飛散を抑制することができ、小範囲での塗装が可能になると思われます。

    以上です。①、② とも、ぜひ事前に練習されることをお勧めします。
    いずれにいたしましても、ご期待に完全にマッチいたしました商品のラインナップがなくご不便をおかけいたしますことにつきましては、お詫び申し上げます。

    Q2:
    洗車後、水アカ ストロング クリアーで水アカ取りをしました。シリコンオフで油膜取りをすれば塗料を吹き付けてよいのでしょうか。それとも別の方法で水アカ取り剤成分を除去する必要がありますか。

    A2:
    シリコンオフでクリーニングしていただくことで、その後の塗装をはじめ補修作業を実施いただけます。

    何と的確で分かりやすい回答だろう。この関西の会社のカスタマーサービスは並ではない。しかも回答は質問日と同日。
    利用中のサーバー会社が1週間も質問に回答してこないのとは大違いだ。

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