• トップページ
  • 記事リスト
  • ギャラリー
  • プロフィール
  • 記事へのコメント

白いフランス車乗りのブログ ロゴ

  • ドヤ顔のクルマが増えた理由(2021/03/31)

    ドヤ顔の車のイメージは大口を開けたライオン

    ドヤ顔・コワい顔・尖ったデザインの車が目に付くようになった。
    私の好みからはかけ離れているが、人の好みはさまざま。それについてあれこれ言う気は毛頭ない。

    以下は作っている側に向けてのメッセージである、と予防線を張っておく。
    さらに、高級車がステータスシンボルにもなるのは自然当然のこと、それとも別の話である。

    なぜなのかネットでツラツラ調べてみると、の商品企画担当者に尋ねたというがあった。
    いわく「アウトバーン走行中に先行車が道を譲るようなフロントマスクが求められ、それが○○○○だと明確に表現しなければならない」のだと。しかも、おなじような方向性のと競い合っているとのこと。

    はっきり言ったねー。へぇー、そんなふうに考えていたのか。
    しかし、今どきのパブリックステートメントとしてはちょっとマズいんじゃない?
    記事には、後方から迫るフロントマスクを見て慌てて道を譲るのは弱肉強食の理だとも書いてある。

    はたして車の顔で他人を威圧するよう仕組むのは真っ当なことなのだろうか。弱肉強食という言葉も車には不適切だ。
    譲るほうにも譲られるほうにも、状況によっては周囲にも葛藤が生じるはず。それが交通安全上良いことだとは思えない。
    自動運転や安全装置で運転ミスを減らすと言いつつ、売るための二枚舌はメーカーの常套手段。
    そういえば常磐自動車道での悪質あおり運転もだったな。

    安全安全と言うなら、車メーカーはハード(技術)ばかりでなく、ソフト(心理面)にもっと目を向けるべきだろう。

    他の記事も読んでみて綜合すると、ドヤ顔・コワい顔・尖ったデザインは、車を売るための差別化の方策ということになるが、
    LED などのマテリアルの発達によりデザイン自由度が増したのだから、ほかにいくらでも差別化を図る方法があるはず。
    こんな形でしか差別化できないとはお粗末。どのメーカーのもおなじ顔になったら、もはや差別化にはならない。

    少なくともホンダさんは今のところ反ドヤ顔主義のようだ。

    大口あんぐりの顔でも、こんな印象だったらニヤッと笑って喜んで道を譲るだろう。

    大きく口を開けたかわいい猫

    MG Frogeye

    < 前の記事  次の記事 >

© FC Rider. All rights reserved.